生き物散策記 2024年【No.6】クビキリギス、スカシカギバ幼虫、ミナミアオカメムシ(冬色)、アオグロハシリグモ【九州:宮崎県】

生き物散策記シリーズのご紹介です。

 

【散策記:出逢った生き物たち】

まだまだ寒い日が続いています。

宮崎はまだましな方で、日中は20℃位まで上がる日も出て来るようになりました。

 

ウメの花

それ位の陽気のせいかウメの花があちこちで見られます。

桜と違ってこじんまりとしてキレイというより可愛いといった印象の梅の花。個人的はウメの花の方が好きですね^^

 

散策をしていると、

 

クスノキの大木の下の方で、

固まって動かないバッタを見付けました。

そのまま死亡して固まったのかな?と思いきや、触ってみると、元気に生きてました。

 

クビキリギス
体長:約33㎜程度(頭部~胴体まで:羽入れず)
【2024/1/27:宮崎県某所:観察者:Shiho】

 

この立派な大アゴ、クビキリギスです。

このバッタは成虫で越冬するらしく、この時期に成虫がいてもおかしくありません。

それにしてもあんな大木の剥き出しの所で越冬するのは無謀なような気もします。もしかするとまだ暖かい時間帯には活動しているのかもしれませんね。。

 

 

スカシカギバ幼虫
体長:約23㎜程度
【2024/1/27:宮崎県某所:観察者:Shiho】

 

アラカシの葉上で見つけたのは、スカシカギバというカギバガ科の蛾の幼虫。

体長はこの時約20㎜程度でしたので、まだまだ成長途中といったところでしょうか。

しかし、白い模様が鳥の糞に見えて、蝶や蛾の幼虫類にはこのような擬態のプロが多く見られますね。

 

ミナミアオカメムシ(冬色)
体長:約15㎜程度
【2024/1/27:宮崎県某所:観察者:Shiho】

葉上にミナミアオカメムシを発見。

以前もご紹介したミナミアオカメムシですが、あの時と色合いが違います。

このカメムシは成虫で越冬しますが、冬は美しい緑色から茶色に色変わりをするらしいです。

よく見ると、茶色い羽にもうっすらと緑色が透けて見えますね。昆虫ってホント不思議です^^

 

最後は、

石の下から現れたこのクモ。

 

アオグロハシリグモ♂
体長:約15㎜程度(足入れず)
【2024/1/27:宮崎県某所:観察者:Shiho】

 

アオグロハシリグモ♂個体です。

石を動かしてみると、このクモが沢山見られました。

この画像の個体は小さな♂個体で、♀は更に大きいです。

 

 

夏に比べると、生き物の数は圧倒的に少ないですが、冬の散策も悪くはありません。

越冬しているものいる分、じっとしているので撮影もラクな個体もいますしね(;^_^A💦

 

 

※昆虫には数多くの種類がおり、その数は計り知れません。ゆえにこのブログ上でご紹介している虫達も、私達が知る限りでの浅い知識でご紹介しておりますので、種類名や名前、生息情報などが間違っている場合もございますので、そのことをご了承の上、あくまで参考紹介として気軽にご覧頂けますと幸いです。よろしくお願い申し上げますm(__)m

※ご紹介する生き物は私が出逢ったもので間違いないですが、ご紹介する際、ブログ更新時とのタイム差等により、多少の時系列が前後する場合もございます。ご了承下さいませ。

※散策手段や採集方法はあくまで私自身のやり方です。
人それぞれによって散策方法や採集条件などは異なると思います。あくまで参考として見ていただければ幸いです。

※野外散策や、採集はマナーが大事です。散策&採集する場所が私有地の場合は、無断では入らないようにしましょう。必ず持ち主さんに断りを入れるのは必須です。あと、虫が木の穴の中に入って採れないからと言って、木を切ったり、傷つけたりするのも好ましいとは言えません、自然にやさしく、モラルを守って採集を楽しみましょう。

また外国産や離島産等のその土地にいない昆虫の放虫は厳禁です!

もともとその土地に根付いて生息している昆虫達の生態系を壊す原因になりかねませんので、意図的な放虫は止めるよう心がけましょう。

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